発注者:国土交通省四国地方整備局四国山地砂防事務所
業務名:平成25年度 タダレ谷砂防堰堤測量設計業務
場 所:高知県長岡郡大豊町西峰地内
管理技術者 野並清人
<業務概要>
本業務は、高知県長岡郡大豊町西峰地先において、土石流および土砂とともに流出する流木等による土砂災害の防止を目的として、土石流対策砂防堰堤の詳細設計を行った。
<こだわりポイント>
通常であれば袖は直線形状とするところであるが、右岸側斜面は浮石が大く、施工時の安全確保に懸念があったことから、右岸側を袖折形状とした。
施設位置が国道 439号近傍となり通行者に圧迫感を与えることが懸念された。このため、周辺景観との調和を目的に修景を検討した。修景工法選定にあたっては、石張りと木製どちらの外観が当地に調和しているかパースを作成し、周辺との調和が図れると考えられる木製による修景を選定した。
<地元への寄与>
当該堰堤で保全する国道 439号は第二次緊急輸送道路に指定された道路であり、地域の生命線とも言える道路である。堰堤設置により、この国道 439号の安全確保が図れ、地域の安心安全に寄与できた。
<感想>
施設形状、景観ともに、こだわったことが形となり大変うれしく思っている。丁寧な仕事をしていただいた施工業者様に感謝です。